敬老の日

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（´<_､｀ ）「久しぶりだねぇ。元気だったかい？」

（　´_ゝ`）「おかげさまで。毎日、相も変わらずパソコン三昧だ」

（´<_｀　 ）「右に同じ。日陰の俺らが元気と言えるかは愚問だが」

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（´<_､｀ ）「そうか。でもまあ、大きな事故もないようで良かったよ」

（　´_ゝ`）「爺者こそ、変わりがないようで安心した」

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（´<_､｀ ）「ああ……そうだな」

（´<_｀　 ）「ところで、本当に何もしなくていいのか？」

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（´<_､｀ ）「ん？　なんのことだ」

（´<_｀　 ）「もちろん、敬老のこの日に何をするかって話だ」

（　´_ゝ`）「爺者に喜んでもらえるよう、今日はこうして失礼してる。何でも言ってくれていいんだぞ？」

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（´<_､｀ ）「いいんだ、いいんだ。こうして二人が来てくれただけで満足だ」

（´<_｀　 ）「いや、だが……」

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（´<_､｀ ）「……ないんだよ」

（　´_ゝ`）「？」

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（´<_､｀ ）「やってもらいたいことがな、ないんだよ……」

（´<_｀　 ）「…………」

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（´<_､｀ ）「昔は、肩たたきで疲れをとってもらったこともあったんだけどね。体が弱った今じゃ、それすらも辛いんだ」

（　´_ゝ`）「それじゃあ、何が贈り物でも」

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（´<_､｀ ）「特に欲しいと思えるようなものもない……」

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（　´_ゝ`）「老いってのは、ここまで人を弱気にさせるものか」

（´<_｀　 ）「なんとも、すっきりしないな……」