（´<_｀ ）思い出の一枚

（´<_｀　 ）「ときに兄者」

（　´_ゝ`）「なんだ、弟者？」

□⊂（´<_｀　 ）「こんなものを見つけたわけだが」

（　´_ゝ`）「これは……アルバム？」

（´<_｀　 ）「そうだ。押入れを掃除してたら出てきた」

（　´_ゝ`）「どれどれ……おお、これはこれは」

（´<_｀　 ）「俺らがまだ幼少の頃の写真だな」

（*´_ゝ`）「我ながら可愛いな。まさに珠のようｗｗｗ」

（´<_｀　 ）「これは俺だぞ？」

（　´_ゝ`）「そこまで可愛いこともなかった」

（´<_｀　 ）「長男なのに自分が一番なんだな、兄者」

（´<_｀　 ）「そしてこれが、おねしょした兄者が母者に踏み潰されてるところだな」

（；´_ゝ`）「明らかにやり過ぎだろ！　写真なんか撮ってないで助けてあげろよ！」

（´<_｀　 ）「撮ったのは父者だ」

（＃´_ゝ`）「ＯＫ、寝てるところを踏み潰してやる」

（´<_｀　 ）「十年以上前の恨みまではらそうとは、流石だな」





（　´_ゝ`）「他にはないのか？」

□⊂（´<_｀　 ）「赤ちゃんのときのやつがあるぞ」

（　´_ゝ`）「ほうほう、では早速見ようか」

（´<_｀　 ）「こりゃホントに産まれて間もない写真だ」

（；´_ゝ`）「何！　俺が二人いる！？」

（´<_｀　 ）「いや、一人は俺だろ常考……」

（　´_ゝ`）「赤ちゃんのときなんて、見分けがつかないよ」

（´<_｀　 ）「だからと言って、自分が二人いるなんて発想が出てくるのは兄者だけだよ」

（*´_ゝ`）「いや、照れるなあｗｗｗ」

（´<_｀　 ）「誉めてないが？」





（　´_ゝ`）「ところで、妹者の写真はないのか？」

（´<_｀　 ）「どうした、いきなり」

（*´_ゝ`）「今でも十分可愛い妹者が、更にコンパクトになったら、そりゃもう㌧でもないことになってるはずだと思って」

（´<_｀　 ）「幼いことをコンパクトと表現する香具師、始めてみた」

（　´_ゝ`）「そんなことはどうでもよろしい。さっさと出したまえ弟者君」

□⊂（´<_｀　　）「はいはい……じゃあ、ほれ」

（*´_ゝ`）「さあて、チビコロ妹者を拝見……」

（；´_ゝ`）「あれ？」

（´<_｀　 ）「どうした、兄者」

（；´_ゝ`）「今の写真はあるのに、小さい頃の写真が一枚もない……」

（´<_｀　 ）「いや、まさか」

（；´_ゝ`）「じゃあ見てみろ」

（´<_｀　；）「えーっと……本当だ、全然ない……」

（；´_ゝ`）「俺らの誰とも顔が似てないし……」

（´<_｀　；）「まさか、妹者は……」

（；´_ゝ`）「嘘だあああああああああああぁぁぁぁ」（´<_｀　；）

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（　´_ゝ`）「と思ったが、俺ら、妹者が出産されるとこに立ち会ってたな」

（´<_｀　 ）「勝手に二人で盛り上がってただけだったみたいだな」